中古車を売却の際にワンオーナー車は高額査定？について検証

 

中古車を売却の際にワンオーナー車は本当に有利に高額査定してもらえる？？

 

結論から申し上げると、

実際に、高額査定が確定されるわけではないです。

でも、

査定時の印象としては絶対有利です。

 

その実相について確認していきます。

 

 

ワンオーナー車の中古車としての価値

 

ワンオーナー車の定義

新車時から個人名義が変わっていない車のことで、

新車購入されている車両なので、新車時の取扱説明書や保証書付きの整備手帳なども保存され、

車の経歴が確認できるているケースが多いとおもわれています。

 

ワンオーナー車が評価される理由

昭和時代の流れ、名残り？で、

その時代では、備え付けられていた整備記録簿が紛失していたり、車の前オーナーの整備記録や使用状況などが不明な車が多く、メーター戻しで走行距離改ざんなども多くありました。

現在ではオークションも確立され、車は記録され走行距離なども残りますので、メーター戻しなどは発覚する可能性が高くなっています。

ワンオーナー車であれば、どのような使用状況・メンテナンス状況を把握しているし、メーター改ざんの可能性もないです。

 

 

ワンオーナー車価値の実相

 

冒頭で申し上げた、

実際に、＜高額査定が確定されるわけではない＞

についての私なりの答えなのですが、

ワンオーナー車は大事に乗られていた可能性が高い

という強い先入観があるということだと思うのです。

 

車の査定で重要な要素は車種・年式・走行距離・ボディーカラーですから、
ワンオーナー車だからと言って必ず高額で売れるわけではないのです。

わざわざ中古車検索サイトでも「ワンオーナー」という項目を設けている
たしかにワンオーナー車である場合には、

中古車販売業者としては同じ販売価格ならどちらが売れると思うか？と考えた場合、宣伝しやすいワンオーナー車の方が売りやすいと考えられます。

中古車を買う立場の人からすると、同じ販売価格ならどちらを買うか？と考えた場合、複数の人が乗った車よりも、
ワンオーナーの方が綺麗で車の状態もよいだろうと考えてしまいます。

 

通常、ワンオーナー車の殆どは、車検を前にして売却をする人が多いので3年落ちとなっています。以上乗っているのであれば価値が高いです。使用期間が長いワンオーナー車は価値が高くなりやすいです。

長く乗っているのに大切に乗られていた車が価値が高くなるということなので、乗り潰す直前のような車ではワンオーナー車でも価値が高くならないこともあります。

長く大切に乗ってきた車で修復歴もなく、目立った傷やヘコミもない車が高く売れるワンオーナー車であるということです。

 

ワンオーナーでも評価されない条件

整備手帳を紛失していたり、定期点検を受けていない車両となると、過去の履歴が分かりませんから、

ワンオーナーのメリットが無く評価は下がってしまいます。

揃えておくべき書類としては

整備手帳
取扱説明書
保証書

この３つを揃えていると査定額がアップする確率は上がります。
新車購入時についてきた書類が揃っていることが重要なポイントです。

 

 

ワンオーナー車とそうでない中古車の査定額は？

 

とある実例でワンオーナーカーとそうでない中古車の査定額を確認してみましょう。

 

ワンオーナーカーとツーオーナーカーでは価格が違う？

私の知人でディーラ試乗車だった2オーナのエスティマを、近くの買取店＜大手ではないところ＞に査定に行った際、

別段マイナス査定になることはないと言われたそうです。

ただ、ディーラ試乗車で不特定多数の人が乗っていた事情もそうですが、査定で車をチェックする際、ツーオーナー車のほうが確実に厳しく、細かくチェックすると言われたそうです。

理由は、

• ツーオーナー車は、車の使い方や補修個所等について１人目のオーナーから話を聞けない。
• ワンオーナー車なら言い逃れが効かないので、基本的にウソを付けない。

 

また、ワンオーナー車は中古車でもセールスポイントの一つになると言われたそうです。

 

全く同じ車種/年式/グレード/オプション/走行距離の２台の車、違いは「ワンオーナだったか、そうでなかったか」だけが違う場合

前項の知人のエスティマを買取した業者さんの話ですが、

 

『　同じ車両条件でワンオーナーかそうでない場合、ごく普通に出回ってる車であれば、

購入する時にはワンオーナーの方が高値で売られると思いますが買取価格でいうとほとんど差はないといえるでしょう。

ワンオーナーのみで金額の差がでるのは古くても人気のある車や、すでに生産されてなくて人気のある車ですね。』

 

基本的に人気のある車、マニアがいるような車であるのが条件になってきますが、

この条件下であればワンオーナーはかなりのセールスポイントになると思います。

 

 

ワンオーナー車の評価を武器に高額査定を引き出す

 

ワンオーナー車をより高く売るための心得

• 整備手帳に修復歴等をしっかりと記載しておく
• 車の内装も綺麗で、丁寧に扱う。タバコ、ペットを持ち込まない
• 純正パーツをそろえておく

ワンオーナーでも、丁寧に扱わず汚れていたり破損している場合にはマイナスになります。
ですが、上記の条件が揃っているとワンオーナー車は評価されます。

 

ワンオーナー車下取り

下取りを依頼する場合、ワンオーナー車であったとしても、大きく値引きされる事はありません。

ディーラーへ下取りする場合の値引き額はそれほど期待はできません。

ワンオーナー車であっても、既に生産終了しているモデルや、新車でモデルチェンジしている人気のある中古車の場合のみ価値が発生します。

他メーカーと競争している車種の場合は、メーカーから対策費として予算の設定されている事がありますので、その場合は大幅な値引きが期待できます。

 

 

ワンオーナー車は高く売れる定義

ディーラーや他の車買取店が車査定をする際、
基本的にJAAI(一般財団法人日本自動車査定協会)が詳細に取り決めた査定方法で行われます。

JAAIが定めた項目の中にある＜車査定を行う車買取店が独自の裁量(需要や価格調整)で加減点できる仕組み＞を元にワンオーナー車は高く買い取られています。

傷やヘコミ、年式や走行距離など車両の状態に関する項目の中にワンオーナーという項目はないので
ワンオーナー車であることで加点も減点もありません。

 

ワンオーナー車の評価を武器に高額査定を引き出す

一概に車を売却する際、ワンオーナー車であるということが高く売れる条件とはいいがたいものがあります。

大切に乗ってきた車がワンオーナー車であれば、愛着を持って大事に乗ってきたことも評価してもらった上で納得して売りたいものです。

ですが、

ワンオーナー車であるかそうでないかに関わらず、あくまで車両個体の特質

人気車であるか？

年式・走行距離・ボディーカラー・グレード・オプションの要素、車内の内装状況、純正パーツの保管状況などや整備手帳・取扱説明書・保証書の保管状況、

が高額査定条件の基本的なところではないかと思われます。

あくまで、ワンオーナー車であるかそうでないかどちらがより好ましいか？　の中古車の査定要素です。

 

そこで、ワンオーナー車の評価を武器に高額査定を引き出す

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