車の売却を代理で行う方法
車の売却を代理で行う方法
車の売却を代理で行う方法について確認していきます。
親や友人・知人が亡くなったり、高齢で身体の問題で車の使用を止めざるおえなかったり、
様々な事情で車を親や友人・知人から<譲り受ける>もしくは、<売却処分>を検討しなければなりません。
そのような際、きちんと名義変更をしておかないと後々、面倒なことになってしまいます。
車の売却を代理で行う際の必要な書類
車の売却時に通常に必要な書類と代理人が必要な書類
書類名 | 取得場所 | 再発行場所 | |
自動車検査証 | 車検証 | 車のダッシュボード内にある車検証入れの中に保管。 | ナンバーが登録されている管轄の陸運支局 |
自動車損害賠償責任保険証明書 | 車検毎に支払っている強制保険の支払い証明書。 | 車のダッシュボード内にある車検証入れの中に保管。 |
加入している保険会社または保険代理店 再発行には1週間~1ヶ月程度かかる。 |
自動車納税証明書 | 自動車税を納めた時の領収書。 | 自動車税管理事務所または各都道府県の税事務所 | 自動車税管理事務所または各都道府県の税事務所 |
印鑑登録証明書 | 所有者の印鑑証明書で発行後3ヶ月以内の物が必要。 | 各市区町村の役所 | 各市区町村の役所 |
譲渡証明書 | 所有者の実印が押されている譲渡証明書が必要。 | インターネットからのダウンロードが可能。 | |
自動車リサイクル券 | 自動車のリサイクル料金を支払っている場合。紛失しても再発行は必要なく、自動車リサイクルシステムからリサイクル料金の預託状況確認ができ、その画面を印刷すればOK。 | 車検証などと一緒に保管 | リサイクル預託状況は自動車リサイクルシステムのホームページ(参考URL:http://www.jars.gr.jp/)にて確認 |
委任状 | 書式は自由。所有者の実印が押されている委任状が必要。所有者の実印と代理人の実印を押印することで効力をもつ。 | インターネットからのダウンロード | |
代理人の身分証明書 | 顔写真付き公的身分証明書。例・運転免許証、パスポート |
委任状について
所有者が第三者に登録や抹消を代行してもらうために必要な書類です。本人(委任者)が特定の法律行為を行うことを相手方(受任者)に委託し、相手方がそれを了承したことを証明する書類です。
インターネットからのダウンロードも可能です。
委任状の書式は特に指定されているものではありません。
・委任者を特定する情報
・受任者を特定する情報
・委託される法律行為
- 所有者(あなたに代理売却を依頼する方)の名前と住所
- 代理人であるあなたの名前と住所
- 売却予定の車の車体番号や登録ナンバー
- 「所有者○○は代理人△△に車売却を代理してもらう」という内容の意思
自分で名義変更をしてから車を売るつもりであれば不要ですが、買取業者に名義変更を依頼するつもりなら、別途、自分の委任状が必要になります。
名義人に依頼したのと同様に、委任者の欄に自分の住所と氏名を記入し、実印を押印しなければいけません。
車の所有者が海外にいるなど代理人が印鑑証明書を用意できない場合
車の所有者が海外にいるなどの場合は、以下の書類を用意することで売却が可能になります。
- 所有者の署名もしくは拇印
- 所有者の署名もしくは拇印の証明書
「所有者の署名もしくは拇印の証明書」は、車の所有者が住んでいる国の日本大使館に、パスポート・申請書・署名(拇印)する書類を持参し、大使館の担当官の前で作成します。それを日本国内の代理人に郵送し、手続きしてもらうという流れになります。
車の名義がローン会社や販売店になっている場合
車をローンで購入すると、車検証の所有者の欄に、ローン会社やディーラー、またはクレジット会社の名義になっています。
所有者がローン会社などになっている場合は、法律上ユーザーは所有者ではなくあくまで使用者であるため、そのままでは車を売却することはできません。
所有権解除の依頼を行うことが必要です。
そうすれば、名義変更に必要な委任状や譲渡証明書が送られてきます。ローン会社やディーラーにある所有権を解除し、自分の名義にする必要があります。
その場合、原則としてローンを完済する必要があるのですが、その車を売却して得た売却代金を使ってローンを支払うことで売却することが可能です。
売却代金がローンの残債を上回っていれば、ローン会社ではなく買取業者に相談してみると買取価格から残債を返済するなどの方法をとることで、そのまま買い取ってくれる場合があります。
親が不在での車の売却を代理で行う方法
親が認知証の場合
親が認知証やアルツハイマー病になっている場合は、代理での売却をすることができません。
理由としては、契約に対する責任能力がないと判断されるため、成年後見人を立てなければなりません。
成年後見人とは精神的な障害をもった人に不利益にならないようにする制度で、成年後見人を立てるには、家庭裁判所で成年後見人の申し立てを行ってください。
家庭裁判所の判断を得て、成年後見人が決定されます。
その後、無事に成年後見人を立てることができた場合は、車の所有者の代理人として成年後見人が買取契約を進めることができるようになります。
必要な書類
- 車検証
- 自動車税納税証明書
- 自賠責保険証書
- リサイクル券
- 成年後見人を証明する書類
- 成年後見人の印鑑証明書
- 成年後見人の委任状
- 成年後見人の譲渡証明書
書類名 | 取得場所 | |
成年後見人を証明する書類 | 被後見人等が誰であるか、後見人等が誰であるかを証明する書類で、通常は「登記事項証明書」のことを指します。この書類がないと車の売買をすることができません。成年後見人の登記がされていれば「登記事項証明書」を発行してもらうことができます。 | 全国の法務局・地方法務局の窓口で申請。郵送申請は、東京法務局後見登録課のみで受け付。 |
成年後見人の印鑑証明書 | 成年後見人となる人の印鑑証明書で、印鑑証明とは登録した実印が自分のものであることを証明する書類。発行後3カ月以内のもの。 | 市区町村役場 |
成年後見人の委任状 | 車買取業者に成年後見人が名義変更手続きを委任するための書類。 | 書式はこちらから可能⇒PDFダウンロード |
成年後見人の譲渡証明書 | 成年後見人から車買取業者へ車を譲渡することを証明する書類。 | 書式はこちらから可能⇒PDFダウンロード |
親がお亡くなりになっている場合
親がお亡くなりになった後に車を売る場合、親名義のまま車の売却はできません。
親名義の車は遺産相続扱いになりますので、身内の誰かが勝手に売ることもできません。誰が遺産相続するのかを決めたうえで売却する必要があります。
相続人[新しい所有者]が決まった後に各陸運支局で、名義変更の手続を行います。
名義変更が完了後、通常の車売却手続きと同じ流れで売却できます。
名義変更に必要な書類
- 戸籍謄本(相続者全員の記載があるもの)
- 故人(親)の戸籍謄本
- 印鑑証明書(相続者全員)
- 遺産分割協議書
- 車検証
- 相続する方の住民票
- 相続する方の車庫証明書
遺産分割協議書ついては、国土交通省が公開している書式をダウンロードできます。
複数の相続人が共同で相続する場合
名義変更に必要な書類一式に追加して下記書類が必要です。
- 相続人全員を確認できる戸籍謄本
- 所有者の死亡を確認できる除籍謄本
- 相続人全員の印鑑登録証明書
- 車庫証明書(亡くなった方と同じであれば不要)
スムーズに車の売却を代理で行う方法
車の売却を代理で行う際、買取業者などに手続きを代行してもらうこともできます。
買取業者を活用することで手間なくスムーズにより高額での売却が見込めます。
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かんたん車査定ガイド
かんたん車査定ガイドは安心できる企業を厳選しているので、提携業者が47社(2017年現在)しかありませんが、他の一括査定サイトに比べて安心感があります。全国規模の大手が多いのが分かります。
TVのCMやラジオなどで一度は耳にしたことがある大手買取業者があなたの車を査定してくれます。
ガリバー、アップル、ビッグモーター、カーチス、タックス、カーセブン、など聞いたことがある査定業者が買い取りします。
かんたん車査定ガイドには、多くの大手買取店が参加しており買取店同士の競合が期待されますので、
一括査定を依頼することで自然と買取価格が吊り上がって行くことが予測できます。
かんたん車査定ガイドの最大の特徴とも言えるのが、JADRI(ジャドリ)(日本自動車流通研究会)会員の優良な買取店しか登録されていないということです。
JADRIというのは、優良企業しか加盟できません。中古車業界の健全化のためにつくられた団体のことで、絶対的に消費者の味方です。加盟するには、厳しい審査があるため行政の指導を受けたことがある企業は加盟できず、
優良な買取店だけで構成されています。
優良な買取店とは
JADRIでは、強引な買取、しつこい営業電話、契約後の減額などのユーザーに迷惑がかかる行為は禁止されているので、
そのルールを守っている企業ということになります。
車一括査定では、しつこい営業電話などが問題になっていますが、JADRI会員であれば安心できます。
かんたん車査定ガイドの詳細記事↓↓↓↓↓
ズバット
ズバット車買取比較は全国75万台の過去の取引データを元に概算金額を申し込み後すぐに知ることが可能です。また、査定申し込み後にアンケートに答えれば、全国75万台の分析データから算出した最新の査定相場を教えてくれます。買取相場を表示する車一括査定サイトは他にあまりないので、このシステムは本当に貴重です。
累計利用者数が100万人を超える大手の買取一括査定サイトであるズバット車買取比較の実際に利用した人のデータなので、より正確な相場を知ることができます。ズバット車買取比較をもとにした信頼できる査定額なのでそれだけ車の情報も多く、査定額についても信頼できるといえます。
ズバット車買取比較に登録している買取会社は、非常に多くの企業が加盟しており2017年3月1日時点で211社。その中から最大で10社への査定依頼が可能です。多くの企業を比較し一番高い企業に売却したいという方にもおすすめとなっています。
ラビット、ビッグモーター、オートバックスといった大手企業買取チェーンから、直販も強い業者からオークション転売主体の業社、地元密着で大手と対抗している地方の中古車販売店まで参入しており、数多くの会社と提携しています。
登録している買取会社には高級車や輸入車を専門に扱っているところもあるので、
他のお店で断られたという車でも申し込んでみると査定額がつく可能性もあります。
査定をお願いできるのは10社までで、他の買取一括査定サイトより多いのが良い点。
より複数の会社に競い合ってもらうことで十分に高い査定額を期待できるレベルと言えます。
ズバット 中古車買取比較の詳細記事↓↓↓↓↓
カービュー
2015年9月時点でカービューの無料中古車買取査定は、累計の利用実績が390万人を突破しており、実績の数は業界トップクラスです。
カービューが提携している買取店は212社(2015年4月20日時点)です。
申込フォームに入力した住所の近辺から最大8社が自動的にピックアップ。
必須の入力項目は、以下の様に車の情報や個人情報などで計10項目です。
メーカーや走行距離は、リストで表示されるので簡単に入力出来ます。
情報は車のメーカーや車種、年式のほか、申込者の氏名や郵便番号・電話番号・メールアドレスなどを入力するだけなので約45秒ほど。
見積申込可能な業者情報が表示されます。
見積依頼をしたくない所があればチェックを外しておきましょう。
提携会社はガリバーやビッグモーター、カーチス、カーセブンなど大手が多く、それらを含めた600社(正確な数は分かりません)の中での最高値を知ることが出来ます。これは他よりもかなりのメリット部分と言えます。
地域密着店の中小規模の業者も多数登録されています。
公式サイトでは公開されていないため、実際のところは不明ですが、カービューに参加している買取業者数はかなり多いと言われています。ネット上で集めた情報では200~600社、またはそれ以上とも言われているようですが、
20年の間に387万人から申込みされたと考えても、1日に500人以上が査定している計算です。
しかもサービス開始数年はそれほど利用者は多くなかったことを考えると、
現在は1日に1,000人前後と考えてもおかしくないと思いますし、ひょっとするとそれ以上かも知れません。
また、多くの会社が参加しているということはそれだけ業者内の競争も激しいということであり、
結果としてより高額な買取価格が期待できると言えるでしょう。
カービューの 無料中古車買取査定の詳細記事↓↓↓↓↓
楽天オート
楽天オートは楽天が運営する、最大9社から無料で一括車買取査定ができる査定サービス提供サイトです。
車買取査定でポイントが提供されるお得なサイトはいまのところ楽天オートだけです。
楽天オート一括車買取査定サービスを利用するだけで5ポイント、
さらに実際に車を売却すると1,500ポイントがもれなくもらえます。
1500ポイント付与というのは結構スゴイです。
1500ポイントというのは15万円分を購入した際に付与されるポイント分になるからです。
楽天オートの車買取査定サービスは一括査定の方式でガリバー・カーセブン・ラビット・カーチスなどの大手の買取業者を初め全国60社以上が参加しています。
一括査定方式のメリットは車種名・年式など簡単な情報入力だけで瞬時に数社へ査定依頼ができ、あとは1番高い金額を提示した会社へ売却手続きを行えばいいだけです。
楽天オートの詳細記事↓↓↓↓↓
大手車買取FCがおすすめする車査定サイト
大手車買取FCのガリバーが安心しておすすめできる一括査定サイト紹介を
記載していたので参考にしてみてください。
https://221616.com/satei/first/assessment/
下記は、一括査定サイトからの申し込みで実際にガリバーでの契約実績が多かったサイト
ということです。
雑談・代理で海外に車を売却してもらえる?
残念ながら困難です。
日本から比較的近い東南アジアに輸出するとしても、車1台だけの輸出では、運送費用だけで20万円以上掛かります。
数千台集めて、輸出用の船を1隻チャーターすれば、1台辺り10万円を切る可能性は有りますが、
現地で20~30万円の売値なら国内では2万円位です。
このレベルになれば自前の輸出事業になりますから、個人の代理なんて引き受けるくらいなら、只同然で引き取らせろって話になります。多くの国で中古車に対する輸入規制が施行されていますので、現実的には個人で中古車を輸出するのは不可能に近いです。
日本の中古車店の多くは儲かる事は解るのですが誰も手だししないのです。しかも銃で撃たれて死んだ外国人も多かったと聞きます。外国人バイヤーも相手を考えて取り引きしています。