修理してから売ると損をする。その理由とは？

車を運転しているとき、どれだけ安全運転をしようと心掛けていても、車をぶつけてしまったり交通事故に巻き込まれてしまうということは誰にでもあります。

その時、車にキズがついたりへこんでしまったときは、見た目が良くないので修理を行う人が大半になります。

特に、今まで乗っていた車を売却しようと考えたときは、少しでも車の価値を高く査定してほしいと考えるので、キズや凹みを修理したほうがいいのではないかと考えます。

見た目に傷がなければ、買取り側の評価も良くなるのではないかと考えがちですが、実は見た目にはわからなくても、買取り業者の場合は目利きがありますから修復歴車であるかどうかはすぐにわかります。

修復歴車の場合は以前に修復をしなければならないほどの事故などを起こしたとみなされるので、査定金額が大幅に下がってしまう可能性があります。

また、査定をしてもらうときに、修復歴車であることを申告していなければ、隠しているのではないかとみなされて、他の部分も念入りにチェックされる可能性があるので正直に申告することが必要です。

そこで修復歴車 買取をしてもらうときは、修理をしてから売ると損になる可能性があります。修理をするとき、車修理には万単位の費用がかかることが多く、保険を使わない場合は全て自己負担になってしまいます。

キズを見えないように修復するようにしてから売却をすれば、査定額が高くなると考えがちですが、実は買取り業者は傷の有無についてはそれほど査定額を変えていません。

買取りをしてから、系列の修理業者に修理を任せることによって、それほど高い費用をかけずに修理をすることができるからです。そのため、修理をしてから査定をしてもらうときと、修理をせずに査定をしてもらったときと、査定額がそれほど変わらないことがあります。

修理費用にかかる金額よりも、査定額が変わらないのであれば、修理してから売るほうが損をするといえます。

修復歴車 売るとき、そして事故車 売却をするときは、キズがついた部分を隠したり修理をする必要はなく、正直に申告をすることによって、適正な査定額を出してもらうことができます。

事故車や修復歴車は、査定額が下がってしまうといわれていますが、買取り業者によっては、それほど気にせずに査定をしてくれるところも増えています。その理由として、修復歴車としてあてはまるのは、フレームやインサイドパネルなど９項目のうち１つでも交換、もしくは修復している車が該当すると定められています。

これらの９項目はかなり大きな事故をおこさなければ修復したり交換することはないため、ドアを外壁にぶつけて傷がついたり、後ろから追突されてリアバンパーが壊れて交換したくらいでは、修復歴車であるとはみなされません。

小さな修理や交換くらいでは、修復歴車や事故車であるとみなされないため、誤解をしている人も多いといえます。

そのため買取り業者に依頼をするときは、正直に申告して隠し事をしなければ、適正な査定額を出してもらえるでしょう。